水生生物を指標として河川の水質を総合的に評価するため、また、環境問題への関心を高めるため、環境省と国土交通省では、一般市民等の参加を得て全国水生生物調査を実施しています。自然科学部では、直方市を流れる福地川(内ケ磯ダム下流)を調査しました。
■全国水生生物調査とは以下のものです。
・サワガニ、カワゲラ類等の水生生物が生息しているかどうかで水質を判定 ・子どもにもわかりやすく特別な機材を用いないため、誰でも簡単に参加できる ・身近な自然環境に接することで、身近な環境問題への関心を高めるよい機会 ・昭和59年度から環境省・国土交通省が実施
自然科学部では、8月1日(月)に遠賀川の支流で直方市にある内が磯ダムの下、福地川において水生生物調査を行いました。







ヒラタカゲロウ類やヨコエビ類、カワニナ類が多数見つかりました。川では、よどんだ部分が少ししかありませんでしたが、そこではユスリカ類が見つかりました。他には、サナエトンボのヤゴやヌマエビ、テナガエビも見つかりました。


指標生物の種類と数から、水質階級はⅠ段階になりました。調査地点がいつまでもきれいな状態のまま維持できれば良いと思います。