先生からのメッセージ(4月17日)

生徒のみなさんへ

 休校期間中、インターネットやSNSの利用をする人が増えていると思います。また、新 型コロナウイルスに関する情報が、連日のように報道されている中、不安や心配が募ってき ている人も多いかと思います。今日は、「情報との関わり方」を考えてみましょう。

1  今の状況を理解するために

① 不安や恐れは人間の大切な力の一つです。しかしその気持ちが過剰になると、ウイルス感染に関わる人を避けたり、中傷したりすることにつながることもあります。

② 見えない敵(ウイルス)への不安感から、特定の対象(ひと・職業・地域)を見える化して、決めつけたり、偏った見方をしたりしている事象も起きています。

③ ウイルスが感染するように、間違った情報も、あっという間に伝染することを理解しましょう。

2 「みんなが元気になる」情報への関わり方とは

①  感染は誰にでも起こりうることだと理解すると共に、予防のための手洗い、人ごみに出かけない等の努力は続けていく。

② ウイルスに関する情報が正しいかどうか見極め、テレビ・インターネット報道などの情報量が過剰にならないよう、距離を保つ。

③ 心地よい環境(部屋を片付けたり、安心できる相手と会話したりするなど)を整える。

④ 今、自分がやって充実感がもてることを、毎日習慣化する。

⑤ 自分が発信している情報が「誰も傷つけていないか」を必ず確認する。

 以上の点を踏まえ、休校中の生活が、少しでも前向きで、意味のある時間となるよう願 っています。また、何か気になることや困ったことがあるときは、学校に連絡をお願いし ます。一緒に考えていきましょう。